Microsoft SharePoint 移行サービス

大規模なシステム移行

お客様情報
- ユーザー数:約60,000 名
- NotesDB数:約4,000 DB
- バージョン:Notes R7 → SharePoint2010
移行ポイント
- NotesDBの利用状況の分析を行うことにより移行対象データベースの絞り込み(4,000 DB⇒850 DB)
- 大量のNotesDBをパターン分けしてSharePointリストのテンプレート化を図りテンプレート開発と運用コストを削減(850 DBを20 テンプレートに集約)
- 「Add-on Tools」を採用することによって開発コストの削減と機能の実現を両立
- テンプレートに対してのデータ移行マッピング設計は各DBのご担当者様が実施
- 本番NotesDBを使用して事前にデータ移行試験を十分に行うことにより本番データ移行をスムーズに実施
- 段階的なデータ移行を行うことで大量のデータベースの移行漏れを防止
- データ移行を1回ではなく、リリース前に差分移行することにより既存システムの利用禁止期間の短縮を実現
弊社担当コメント
お客様の情報部門の強いリーダーシップにより、複雑な機能を持ったNotesDBであっても『汎用的なテンプレートに落とし込む』という方針を、ユーザー部門との間でコンセンサスを得ることができ、移行を成功に導くことができました。
NotesDBを管理しているユーザーに対し、定期的に説明会実施やプロト環境提供を行うことにより、移行後の操作感や画面イメージを理解していただくとともに、移行に必要な事前作業を行っていただき大量のNotesDBをSharePointへ移行することに成功しました。
複雑なワークフローの移行

お客様情報
- ユーザー数:約2,000 名
- NotesDB数:1 DB
- バージョン:Notes R8 → SharePoint2013
移行ポイント
- 全社員が使用している申請ワークフローNotesDBを移行
- 仕様は可能な限りNotesDBと同じにしたい
- 1申請について10を超える承認ステップとステップ毎に50名の承認者が動的に設定できる
- 申請は承認ステップ毎に動的な権限管理が必要だが、SharePointのパフォーンマンスが低下する標準のアイテム権限管理は行わずに権限管理を実現したい
- 導入が別途決定している外部ワークフローソリューションを使用してシステムを実現したい
弊社担当コメント
NotesDB分析から要件定義まではお客様のオフィスに作業場を確保頂きお手伝いした後、設計から評価のフェーズは弊社に持ち帰り実施させていただきました。
非常に複雑で汎用性の高いワークフローシステムであったため、SharePointに移行するに当たり、どうしても実現することのできない部分をお客様と納得のいくまでディスカッションを重ね、仕様を決定しました。
お客様が採用するパッケージ製品を使用しつつ、不足する機能はSharePointアプリケーション開発することで、NotesDBとほぼ同仕様のワークフローシステムを短期間でSharePointへ移行することに成功しました。
報告書システムの移行

お客様情報
- ユーザー数:約5,000 名
- NotesDB数:150 DB
- バージョン:Notes R5 → SharePoint2010
移行ポイント
- Notesでの見た目や機能を可能な限り再現する
- 似通った報告書をテンプレート化することで全体開発コストの削減(150 DB→ 30 テンプレート)
弊社担当コメント
報告書の入力を非常に大切にするお客様で、これまでの画面デザインや機能についても多くの開発を行って移行前と同等のアプリケーションを開発しました。
テンプレート間でも機能の似通っているものはさらに共通テンプレートを作成してから派生するテンプレートを開発することで開発コストの削減と期間の短縮を意識しました。
また、日々蓄積されていくデータ量も多く、SharePointのパフォーマンスを落とさないようにサイト構成・権限管理の設計にも注意を払いました。
SharePoint Online(Office 365)への移行サポート

お客様情報
- ユーザー数:約5,000 名
- NotesDB数:300 DB
- バージョン:Notes R7 → SharePoint Online(Office365)
移行ポイント
- 移行対象は掲示板レベルのDBのみ
- 自分たち(お客様)でデータ移行作業を行いたい
弊社担当コメント
移行対象が掲示板のようなものであることから、Notesでの機能は大胆に削ってクラウドへの移行を決断されました。
お客様にてデータ移行を行えるように弊社で移行ツールを開発し、最初はお客様と供に移行作業を行い、作業ノウハウをお客様にトランスファー後は技術サポートのお手伝いをしました。
移行先がSharePoint Onlineであったため、機能開発などは無く、お客様自身でのデータ移行が良好な進捗で完了しました。
大量の掲示板データをSharePoint上にアーカイブ移行

お客様情報
- ユーザー数:約15,000名
- NotesDB数:300 DB
- バージョン:Notes R4 → SharePoint2007
移行ポイント
- Notesにて運営していた業務はSharePointに移行しSharePoint上で既に運用開始している。
- Notesの掲示板やディスカッションに蓄積された情報を、破棄せずSharePoint上に読み取り専用として移行したい。
- 移行コンテンツは、SharePointの検索機能にて探し出し情報収集出来る運用としたい。
弊社担当コメント
300DB、数万文書と非常に多くのデータを、移行ツール(SharePoint Converter for Lotus Notes)を使用して移行しました。
読み取り専用として移行との事で、リッチテキスト上のレイアウトや装飾の完全移行は要件として求められませんでしたが、Notesデータの不整合や制約(ディスカッションについては親文書が削除されたが子文書は残っている、添付ファイル名に禁則文字が含まれている、1つの添付ファイルが数十メガバイトのサイズなど)が多く発生していました。
移行前に検出して報告するツールや、移行後の件数整合性確認などをツール化するなどして、移行効率をはかりました。
稼働中のSharePointに対してのデータ移行(データ登録)の為、サーバの負荷を考慮し就業時間後の夕方から夜間や、休日移行作業するなどして、期間内・要望内に取りこぼしなく移行を完了する事が出来ました。