- 決められたユーザーだけを選択肢表示。
- ユーザーフレンドリで生産的な設定・選択画面。
申請書の承認者、月報の担当者など、いつも決まったメンバーからユーザーを選ぶ場面はよくあります。しかし、組織変更などでメンバーの変更が定期的に必要になるものです。
特定ユーザー選択フィールドは、このような決められた候補者からのユーザー・グループの選択を簡単にし、列の設定画面から候補者をメンテナンスできるカスタムフィールドです。
用語解説
お打ち合わせなどでよく使われる略語を解説します。
・カスタムフィールド
SharePointの標準APIを使用して開発した追加の列です。ファームにインストールすることで、標準機能の列と同様にリスト/ライブラリに使用することができます。
列の設定で指定した候補値から選択できる
- 選択肢の直接指定する
列の設定画面で、選択肢となる[選択可能なユーザー]、[既定値]を設定できます。

- SharePointグループのメンバーを選択肢にする
標準の[ユーザーとグループ]列のように、SharePointグループを指定して、登録されているメンバーを選択肢にすることもできます。

ラジオボタン・チェックボックスで候補を選べる
選択肢となるユーザー、またはグループをラジオボタンまたはチェックボックスで選べるため、フォームの入力効率が向上します。
ワークフロー・権限設定をスリム化
リスト/ライブラリや、ワークフローごとに選択肢となるユーザーが異なることが多い場合、ワークフローをユーザーパターンごとに派生させたり、SharePointグループを作成したりする必要があります。
特定ユーザー選択フィールドを活用することでワークフローやSharePointグループを汎用化できます。
このためリスト/ライブラリの管理者にワークフロー構築や権限設定などの複雑な管理をさせないで、リスト設定画面だけのシンプルな運用環境を提供することができます。
動作環境
- Microsoft SharePoint Server 2019
- Microsoft SharePoint Server 2016
- Microsoft SharePoint Server 2013 / SharePoint Foundation 2013