Microsoft SharePoint 移行サービス

Information Worker Solutions

Notes/Dominoからマイクロソフトプラットフォームへの移行では、領域ごとにチームが分かれて進められます。弊社では掲示板・ディスカッション・文書共有・業務アプリケーションをSharePointへ移行するアプリ移行を主担当として移行を支援させていただいてきております。
ユーザー情報などActiveDirectory構築、アドレス帳・メール・カレンダーなどのExchangeへの移行や、SharePointサイト設計などのポータル構築はSIer様や協業会社様と連携し移行実績を積んできております。

アプリケーション移行に対する進め方(実績)を紹介致します。

【アプリケーション移行の工程】

アプリケーション移行の工程

1.分析

現在運用されているNotesDB情報を元に移行に対する分析を行います。
分析に必要な情報を収集させていただき、Notes設計要素を分析、運用状況のヒアリングなどから、移行に対する見解・移行規模分析を行います。
情報収集の際には各種ツールを実行させていただきます。

成果物
  • 分析結果情報
  • 移行に対する要件定義工程の提案と支援見積

2.要件定義

各NotesDB単位の移行パターンを策定し、運用開始までの全体に対する移行方針・移行計画・移行の段取り・スケジュールを策定していきます。弊社では本工程が移行プロジェクトにおける最重要工程と考えています。

策定の際には過去経験・実績を元にご提案し、移行方針決定・要件定義工程を支援させていただいております。
各NotesDB単位の移行パターン策定については、如何に移行先のSharePointを集約・テンプレート化し、テンプレートの数を絞り込むかがポイントとなります。
また、SharePoint標準機能では構築出来ない機能に対し、強化部品として用意すべきか、運用でカバーとするかなどを決定し、カスタマイズ開発する強化部品の絞込を行います。強化部品については、パッケージ製品(主に弊社の"Add-on Tools")を適用し、パッケージ製品で補えない機能に対してはカスタマイズ開発、という具合に方針を決定していきます。
お客様にはSharePointとNotesの機能GAPを初期の段階で理解いただきます。
SharePoint理解・移行後のアプリのイメージ・レベル感をお客様に掴んでいただくために、数DBピックアップしサンプル移行、プロトタイプの用意などをこの工程にて実施します。
データ移行については、移行後も活用・編集するデータなのか、破棄は出来ないが必要に応じて読み返せる状態とすべきか、破棄してしまうかを決定していきます。

成果物
  • 移行方針書
  • 移行全体スケジュール
  • 各NotesDBに対する移行パターン

3.開発

移行先SharePointアプリケーションの用意、データ移行ツールの用意を行います。

  • 移行先SharePointアプリケーションの用意
    テンプレート・カスタマイズ開発機能の詳細仕様の策定、設計、実装、弊社内試験の実施を行います。
  • データ移行ツールの用意
    データ移行ツール(SharePoint Converter for Lotus Notes)をベースに、移行対象の各NotesDBに適合するように移行ツール・定義を用意します。
成果物
・移行先SharePointアプリケーション
・強化部品
・各アプリケーションの設計書
・試験結果書

4.構築(用意したSharePointアプリケーションの展開)

用意したSharePointアプリケーションのインストール、初期設定、各部材の配置、SharePointサイトやリストなどの作成にて、移行先のアプリケーションを配置します。
本番環境への展開の前に、お客様テスト環境にて展開-テスト環境動作試験-お客様確認-本番環境へ展開として進めて行きます。

成果物
・展開後のアプリケーション
・構築後の確認試験結果書
・展開手順書

5.データ移行

移行ツールにて、展開したアプリケーションに対しデータ移行を行います。
データ移行期間中にもNotesDBのデータ登録・更新はユーザにより続けられる事があります。その場合、運用開始数週間前のデータで「事前全量移行」し、運用開始数日前に再度その時点のNotesデータを取得し、更新したデータのみを移行するという「直前差分移行」という段取りにて移行を実施することも可能です。

成果物
・移行結果報告書

6.運用

運用準備として、移行先SharePointアプリケーションの操作マニュアル・運用マニュアルの用意、必要に応じてトレーニングを実際させて頂きます。
運用開始後は、アプリケーションに対し問合せ対応させて頂き支援致します。
また、運用後の追加開発や運用支援などもご要件に応じて実施することが可能です。

成果物
・アプリケーション操作マニュアル
・運用保守問合せ対応報告書